女子学生会館 下鴨アカデミーが大切にしてきた、60年を超える歩み

下鴨アカデミーには60年を超える歴史が刻まれています。設立当初から、ただ「寝泊まりするだけ」の空間ではなく、寮という温かな共同生活を通して、深い学びと豊かな人間性を育む場として機能してきました。

共同生活を通して育まれる、人としての土台

親元を離れて初めて経験する他者との共同生活は、社会に出るための最高の準備期間となることでしょう。互いを尊重し合う距離感を学び、深く理解し合う中で、人々の中における自己を再認識し、新しい可能性を絶えず発見していきます。ここで得た学びや結んだ友情は、それぞれの生涯の宝物となります。

下鴨アカデミーでの日々は、学生同士の交流はもちろん、スタッフとの会話や卒寮生との繋がりを通して、生き方、考え方に対する様々なヒント、アドバイスに満ちあふれています。

この家庭的な雰囲気こそが、近い将来、広い社会へ自信と勇気を持って羽ばたくための「社会人基礎力」を培う揺るぎない土台になると信じています。

「家庭」に代わる居場所として、未来へつなぐ役割

いつの時代も人を育てる第一の場は「家庭」です。下鴨アカデミーが、貴重な「学生時代」という日々に、その役割を少しでも果たせることを願って前進を続けていきます。